科学や医学が発達しても生活習慣病やアレルギーに悩む人はいっこうに減る気配はありません。どうすれば人は病気を遠ざけて、いつまでも健康で暮らせるでしょう?そのヒントとして、当社と古くから親交のある中国科学院・金鋒博士が提唱する、新しい健康維持の考え方に大きな注目が集まっています。
金鋒博士は重ねて強調しています。人間が病原微生物に抗生物質で戦うことには限界があります。ウイルスや病原菌を絶滅させることは不可能です。だとすると、菌と共生する道を選ぶべきです。生き物の身体は肌の表面、体内の表面、例えば目も、耳も、口も、胃も、腸も、膨大な菌に覆われ、よい菌1割、悪い菌3割、どちらの側にもつく日和見菌が6割という分布で構成されています。抗生物質や、除菌剤は、悪い菌だけでなく、よい菌までも殺菌してしまいます。結果として健康のために有益な微生物までも減少し、病原菌に感染しやすい身体をつくってしまいます。
健康の鍵はモンゴルのシリンゴル高原にありました。
そこで金鋒博士は身体の表面を有益な微生物でコーティングすることが大切と考えました。そのために有益な微生物を求めて世界中を広範に調査研究し、NS乳酸菌と名づけた共生菌群をモンゴルシリンゴル高原の遊牧民の発酵食品のなかから発見しました。この菌は、糖類、タンパク、繊維などにも高い消化力を持ち、食べ物をほとんど選ばずに消化できる野生種の乳酸菌です。NS乳酸菌で身体の表面をコーティングすれば、有益な微生物が増殖し、ウイルスや、病原菌などが付着しにくくなります。その結果、健康な状態を保ちやすくすることを、さまざまな分析から検証することができました。
NS乳酸菌は遊牧民の発酵食品から採集され、遺伝子解析を通して生物学的特性を確定したものから製造されます。研究室の培地で、培養また培養を繰り返してつくった菌ではありません。条件を整えて過保護の状態にした研究室で培養を繰り返す乳酸菌を動物園のライオンとすれば、NS乳酸菌は厳しい環境に適応して生きるたくましい大草原の野生のライオンです。
しかも乳酸菌にも成長期、壮年期、老年期という成熟段階がありますが、NS乳酸菌は発酵初期の育ち盛りの乳酸菌のみをカプセルしたので、腸内に入ると爆発的に増殖して、腸を健康な状態に保つのに寄与します。
この新しい乳酸菌については、この場でもさまざまな角度から紹介してまいります。
コメント